コミュニティ・スクール始まる。

いなばだいすけ

2020年06月18日 22:25



庄内学園にて第1回目のコミュニティ・スクールに関する会合、学校運営協議会が開催され、オブザーバー参加させていただきました。

会のはじめに、今月はじめに通常登校が始まったばかりの授業参観をさせていただきましたが、小中学校の児童・生徒は、少しまだ落ち着かない様子もありますが、楽しそうに活気ある授業が行われていました。校長先生によると、年度当初ということもありますが、不登校気味の子どもの数は少なく、コロナ禍の休業明けのストレスもまだ如実には出ていないとのことでした。これから安心はできませんが、コロナウイルスと熱中症をしっかりと対策していただき、まずは夏休みまで頑張ってほしいものです。


さて、今年から本格導入となるコミュニティ・スクールですが、浜松市では令和6年度までに全ての学校での導入を目指しています。庄内学園では、地域で委嘱した11名の運営協議会委員の皆さんと、校長先生・教頭先生・CSディレクターと学校支援コーディネーターを担う教員の先生、そして協働センターのコミュニティ担当職員も同席して、教育委員会の指導主事の小川さんの説明からスタートいたしました。

ここではコミュニティ・スクールの説明は省きますが、これによって、これまでの学校評議委員会は解消し、今後は青少年健全育成会やPTA活動とも連携しながら、事業の再編成を進めていきます。
これにより、学校と地域の関わりがより強化され、地域が子どもを育てるという教育方針がより明確になっていくことが期待されます。また地域の皆さんの協力により、地域学習や地域産業、職能を活かしたキャリア教育の推進、教員の多忙化解消にも繋がっていくはずです。

そして、一番大切な学校の運営方針の承認という点では、校長先生から学校運営の基本方針として「主体的に学び協働しながら未来を創造できる市民の育成」という学校教育目標が掲げられました。
学校運営協議会としては、これらに紐づけられる教育計画を承認し、支援・協力しながら、意見も上げていくことによって、地域の皆さんで学校運営に参画することができるようになります。

子どもの教育は、先生任せ!!という時代ではなく、子どもたちと親、先生と地域の4者が信頼し、協力して教育を実現していく理想に向けて、一歩前へ進んだ記念すべき日となれば幸いです。

細かな内容やすすめ方については、色々考えや意見もありますが、これから少しでも地域の教育に役に立てるよう、できる限りオブザーブを続けていきたいと思います。

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