コロナ関連の報道について

いなばだいすけ

2020年10月28日 00:09



新型コロナウイルス感染の報道発表がありました。
市役所のリリースには、特定のクラスターではないと説明されていますが、報道では2次会クラスター?と書かれています。





少々違和感がありますが、、。そこはさておき、今日の報道を見て、懸念が2つ。

一つ目は、未だに感染者の属性までが報道されていることです。
7月のクラスター発生以降、感染者の個人情報がSNSで拡散され、誹謗中傷が本人だけでなく、家族や子供、会社にまで広がったことを受けたことに対して、シトラスリボン運動を始めたことが活かされていません。
新型コロナウイルスに関する情報が続々と判明している現在において、属性公表や感染者の特定は、無用な批判を起こすことにつながります。
今回の報道がご家族や子ども達に、影響がでないような配慮を強く望みます。


もう一つは、感染者数の公表をいつまで続けるのかというものです。
10月に入り落ち着いていた感染者数ですが、報道によれば、濃厚接触者も多く、クラスター認定となればさらに数は増えることと思います。
無症状感染や偽陰性などの確率が高くなっている状況において、感染者数自体が増えることの発表は、余計な不安や間違った恐怖心を煽る危険性があります。
敢えて必要な点をいえば、無症状感染者数が増えて、公表することで、全体的な重症化率や致死率は相対的に下がっていきます。
どちらの数字が大切かといえば、感染者ではなく、重症化率や致死率をいかに下げるかということなのですが、同じプロセスから導かれる数字なのに、なぜかマスコミは感染者数の報道ばかり続けています。

何故なのでしょうか?

今一度、感染者数ではなく、重症化率や致死率を発信していく必要について、マスコミの皆さんに確認してみたいと思います。
いずれにせよ、今回の報道が、市民の皆さんにどう受け止められてしまうのか、、感染者への誹謗中傷や無意味な責任追及が起こらないこと、また景気刺激と事業者支援で行われている政策に対して、腰折れとなるような飲食店などの利用自粛が広がることがないことを願います。

もちろん、感染対策は万全に。
うがい、手洗い、消毒はこまめに。
デュアルモードで乗り越えましょう。

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