議会改革。
本年度より拝命している議会改革検討会議の委員11名と正副議長、企画調整部参与と議会事務局長が、参加して、議会改革検討会議の行政視察として、川崎市と新潟市を訪問いたしました。
川崎市では、タブレット端末を活用してのペーパーレスの取り組みにより、年間で約70万枚の文章の削減、それを印刷、整理、配布する事務業務量がなくなることで、単純な経費削減だけでなく、情報共有のスピード化や会議の効率性の向上、事務軽減による職員の適正配置などの効果も期待されます。
タブレット端末の活用に関しては、若い世代では当たり前の感覚ですが、議会の中での導入については、経費削減効果以上に、使いこなせるかという壁が、不安であることは、民間でも市民生活でも共通かもしれません。
新潟市では、議会改革の取り組みについて説明頂きました。
各区単位で行なっている議会説明会の開催や本会議の日程や代表・一般質問の方法、新年度予算の審査など、浜松市とは異なる点について、興味深く質問させて頂きました。
地方自治体での運営方法は、それぞれでの検討を重ねてきた歴史の中で、独自のスタイルがあり、それぞれの意義や課題を勉強して、メリットを真似して取り入れることは議会や自治体が良く行うことです。
先行していく自治体それぞれに課題は散見されますが、常に新しいことにチャレンジし、時代の要請にあわせた変革を柔軟にできるかどうかは、組織の成長にとって大変重要なことです。
年歳を重ねると変わることは面倒なことと感じ、今まで通りが一番楽で安心という気持ちは、人の常かもしれませんが、議員や経営者など、社会や組織を未来に繋いでいくことを使命とされている我々は、常に時代の一歩先を判断して、準備していくことも必要です。
視察した内容は、それほど大袈裟なものではありませんし、全国各地の自治体でも取り組みが始まっているものなので、浜松が先行するものではありませんが、2020年、時代の変わり目を実感し、視察した議員皆さんが如何に前向きに捉えて、行動を変えられるのか、議会の中ではまだまだ若手と分類されるメンバーで、しっかりと提案して改革をスピード感もって進めていきたいと思います。
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