
情報社会といわれる昨日まで、その先に到来するsociety5.0の時代を切り拓く浜松市。
第4次産業革命をこえた次の社会にむけて、自治体としてのデジタル化を一気にすすめることで、様々な分野でのイノベーションを活性化し、地域課題の解決を実現します。
このデジタル・スマートシティ及びデジタルマーケティングの推進アドバイザーとして2名の方が「浜松市フェロー」に委嘱されました。
東 博暢(あずま ひろのぶ) 氏
(浜松市ベンチャー支援アドバイザー、総務省「ICT街づくり推進会議スマートシティ検討WG」委員、(株)日本総合研究所プリンシパル)
陳内 裕樹(じんない ひろき) 氏
(内閣府クール・ジャパン地域プロデューサー、観光庁アドバイザリーボードメンバー、自治体国際化協会プロモーションアドバイザー)
昨日は陳内さんが市役所に来庁されると聞き、ご挨拶に伺いました。
陳内さんとは3年ぶりの再会となりますが、まさか浜松市のお仕事をして頂くとはびっくり。心強いフェロー就任に感謝して、たくさんのお話をさせて頂きました。
浜松市が掲げたデジタルファーストの3つの戦略は以下の通りです。
1 「都市づくり」のデジタルファースト【都市の最適化】
データや先端技術を最大限に活かし、産業の活性化や都市機能の高度化を目指す“デジタル・スマートシティ”政策を推進し、都市の最適化を図ります。
2 「市民サービス」のデジタルファースト【市民サービス向上】
AI・ICT等先端技術を活用し、市民サービスを最適なかたちで提供することで、市民の利便性の向上を目指します。
3 「自治体運営」のデジタルファースト【自治体の生産性向上】
AI・ICT等先端技術を活用し業務の効率化や高度化を図るとともに、データ活用による自治体運営により、生産性の向上を目指します。
具体的な取組分野として
1、都市づくりのデジタルファースト【都市の最適化】
官民の分野横断的なデータ連携による都市の最適化
医療・福祉・健康分野のデータ活用による健康寿命延伸
ICT活用による交通の最適化
ICT活用による中小企業の生産性向上
農林業等各産業分野におけるAI等先端技術の活用
プロモーションのデジタルファースト(伝える戦略「3(制作):6(伝達):1(検証)」)
2.市民サービスのデジタルファースト【市民サービス向上】
行政手続きのオンライン化
デジタル技術を活用した問合せ対応
教育分野におけるICT活用
多様な市民ニーズに合わせた行政情報の提供
ICT活用による多言語対応
電子決済の推進
3.自治体運営のデジタルファースト【自治体の生産性向上】
AI・ICT活用による業務効率化
オープンデータの推進
クラウド利用の推進
データ活用による自治体経営
デジタル人材の育成
働き方改革の推進
これらを推進する上では、デジタルアレルギーの方々もいますし、市役所でのデジタル人材の確保や育成も重要な課題です。
社会変革のスピードについていける行政運営のためにも、議会も職員もどんどん勉強していかなければなりません。
市民生活の向上と都市力の強化につなげるために、デジタルファーストを力強くすすめてまいります。