世界一のフラワーパークに。

いなばだいすけ

2019年11月01日 00:39



フラワーパークでの会派勉強会。
塚本こなみ理事長の思い、何度聞いても、その熱量が冷めることがなく、お会いする度にお尻を叩かれていると勝手に解釈しています。
この任期を終えてどう後任に引き継ぐのか、白髪のおばばはもう終わり、そうトボけながらも、未来を見据えた園づくりに感服するばかりです。


この写真の場所には、先日までモザイカルチャーの立体花壇があった場所ですが、春には白い花でデザインされるホワイトガーデンに生まれ変わります。
後ろには、こなみさんの真骨頂である長藤のトンネルがレインボーに彩られます。
来年の50周年事業に向けて、着々と準備が始まっています。予算がつけられたものは勿論なこと、行政の予算がつかないものには、人脈という財産と人徳でファイナンスしてきた実行力は、真似できることではありません。

この場所はリニューアルするローズガーデンの脇から西側のタケシ桜方面を望む崖。ここには坂道移動が困難なお客様のために、新しくケーブルゴンドラが建設されます。
樹木医やガーデナーという花と緑の専門家でありながら、ハードもソフトも着実に整備を進めていく経営手腕にも勉強させられます。

20年前に舘山寺に戻ってから、フラワーパークの潜在性に観光地としての可能性を探っていました。当時も料金変動制を提案しましたが、時の運営体制では採用されず、壁は大きく感じていた一方で、夜桜のライトアップを始めた時は、いろんな皆さんの協力も得て、行政的な型にはまった運営に風穴を開けられたような気もしました。
それでも本当に魅力的なコンテンツをつくるには課題ばかりだったところに、救世主となるべく招聘されたのがこなみさんでした。


厳しい言葉から始まったフラワーパークの大改革ですが、職員の皆さんの意識がかわり、行動が変わり、予算が無い中でもベンチが綺麗になったところから、お客様の見る目が変わってきました。
芝生が碧くなり、それまでの花々の輝きが増し、お客様が感動するフラワーパークの姿が見えてきました。

日本一美しい桜とチューリップの庭園。
毎回、少し謙遜しながら語るこなみさんのPRも、春を迎える度に確信にかわりつつあります。
10年後、30年後にフラワーパークを訪れる人が感動するために、今やれることをやり切っている姿勢に様々なことを教えられます。
10年後には確固たる日本一のフラワーパークに、20年後には外国人が訪れる世界一の公園になるようその思いの一部でも引き継いでいけるよう自分に出来ることをやっていこうと思います。



関連記事