コロナウイルス対策を市長へ要望。



一週間前に提言したコロナウイルス感染症対策について、感染拡大防止を柱とした流行早期フェーズにおける政策・予算要望を市長に提出させて頂きました。
緊急事態宣言の発令や支援対策の発表における詳細がまだまだ地域や現場まで行き届いておりませんが、現時点で市として対策を講じるべき点について16の項目を要望いたしました。
週明け以降、出来るだけ早急な対応や施策の実施を期待したいと思います。


新型コロナウイルス対策に関する政策・予算要望(流行早期版)

【本市における感染拡大防止について】
(1) 感染拡大の防止を最優先させるため、緊急事態宣言対象地域や感染拡大地域からの観光客、帰省者の流入の自粛要請、抑制に関する発信を行うこと。
(2) 不安のない落ち着いた市民生活のため、正確で迅速な情報提供を幅広い方法で発信し、風評や詐欺による不安や被害の抑制を図ること。
(3) 感染者数の増大による病床不足となる緊急事態に備えるとともに、帰省者や自宅待機者などの一次隔離としての、宿泊施設の活用方策や受入環境整備の検討すること。
(4) PCR 検査の実施に関する流れを周知徹底し、検査施設の確保や検査数の拡大を行うこと。
(5) 福祉施設や学校施設には、国と県がマスク配布を予定しているが、小規模施設や在宅ケアなどの通所サービス事業者、放課後児童クラブなどに対しても、必要なマスクの供給が行われるよう対
応すること。
(6) 厚生労働省からのマスク配布が行われるが、一般市民へのマスク供給対策も講じること
(7) 学校・放課後児童クラブ・児童養護施設など子ども教育の現場において、除菌装置や非接触体温計などの整備や助成を行うとともに、学校と放課後児童クラブの連携を密とし、対策が行き届か
ない状況をできる限り改善すること。
【市民生活のサポート体制について】
(8) 浜松市独自の支援体制窓口の設置。社会福祉相談、助成金、給付申請などのワンストップ窓口の体制や政策金融公庫やハローワークの相談窓口を補完する応援体制の確立すること。
(9) 地域運営の核とである自治会活動に支障を来すことがないよう、自治会や町内会のコロナウイルス対応の活動指針を明確に示し、自治会連合会から求められる必要な活動支援を行うこと。
(10) 医療機関だけでなく、行政の機能不全を避けるため、職員の健康調査や検温や出勤調整など必要
な対策を講じること
(11)教職員の集会・研修会議の在り方を見直し、規模縮小や Web 会議などの対応策を検討すること
【事業者支援対策について】
(12)20億円補正予算の上限にとらわれることなく、市民生活や事業者の最悪の事態を回避するため
に、迅速かつ大胆な追加予算措置を講じること。
(13)労働者の解雇を防ぐための雇用調整助成金制度が拡充措置されているが、中小企業 に課される
10%の負担について、本市独自の追加助成額の設定を行うこと。
(14) 消費経済活動の停滞により、事業継続を断念する事業主が拡大しないようテナント事業者に対す
る時限的な家賃補助制度などの経営継続の支援策を講じること。
(15)飲食事業者が持ち帰りや出前などによる営業継続の努力が見られるが、アプリやデリバリーを活
用できない市民や事業者に向けた仕組み構築に対して、幅広く早急な支援・協力をすること。
(16) イベントや給食中止などにより、影響をうけている一次産業や食糧品の需給バランスや市場価格
に対する協議体制を早急に構築し、独自の助成策を検討すること。



また、現在、浜松市のホームページには、市内IT事業者有志の協力により、東京都のオープンデータソースを活用した新型コロナウイルス感染症対策サイトが掲載されています。
ぜひ、最新情報はこちらをご確認ください。
https://stopcovid19-hamamatsu.netlify.com/


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