
呉松町の舘山寺バス停と三方原パーキングエリアに建設が予定されるスマートインターチェンジには平成27年2月補正予算と28年度当初予算で総額約9億2350万円が計上されています。

本日は呉松町で地域対策協議会が開催され、直近の工事予定の説明が行われました。
行政の関連部署となる土木部の道路課、南土木事務所、そして事業者となるネクスコ中日本から担当者の皆様に同席いただいて、地元の皆様へ現状の説明が行われました。
図面をつかっての工事内容や工事手順の説明があり、工期や工事による通行止め、大型重機やダンプカーなどの通行、関連する県道の拡幅工事や安全対策など、様々な意見交換がされました。
舘山寺温泉としては最寄りに接続する東名高速道路の設置は長年の要望案件でありますが、実際に設置される場所は舘山寺町ではなくお隣の呉松町ということもあり、地権者をはじめ地元の皆さんとしては複雑な思いも交錯するものです。
公共工事にあたっては、この案件だけでなく、市民の皆様のご理解と協力がなくては実現できないことがほとんどです。
様々な立場から、それぞれの意見があり、それらをしっかりと議論を重ねて合意形成していくことが求められます。
とりわけ道路建設に関しては、車の流れが変わることで、経済的な発展や利便性に反して、新たな渋滞や事故などの懸念が大きくなります。
観光地に近いこの地域では、春の週末には動物園、フラワーパーク、パルパルをはじめとした施設の駐車場確保の課題が、周辺住民には大渋滞という大きな問題を起こしてしまいます。
またスマートインターの名称についてもいろいろな意見や要望が出されています。(仮称)舘山寺スマートインターチェンジとされていますが、地元の呉松町の名前や、舘山寺温泉にしたい、浜名湖をつけたほうが良い等、合意形成に向けてはもう少し議論や条件確認が必要です。
ともあれ補正予算も確定し工事は本格化いたします。まずは万全の配慮がされ、無事故で安全に工事がすすむよう祈念いたします。