
目の前にある壁。
新型コロナウイルス感染症という危機に直面して、改めて壁を再確認している。
どうやって地域に必要な政策を実行できるのか。
具体的な数字や飛びつきやすい謳い文句の要望は敢えて書きません。
4年前のブログに、地域における3つの壁として、制度の壁、技術の壁、意識の壁という話しをしたことを思い出した。
その時のブログはこちら。
https://inabadaisuke.hamazo.tv/e6812107.html
制度の壁は、行政というある意味特殊で、未経験の枠組みに入って判った違い。
この4年間である程度判ってきた。この壁をどう乗り越えていくかは、政治家として最大で唯一の仕事。
しかしながら、一議員が出来ることと、首長ができることの違いは、歴然としている。この壁は議員、議会が一丸となってはじめて対等になるのだが、真の二元代表制となるには大きな壁が存在している。
そこをブレイクスルーするためには、技術の壁と意識の壁をクリアしていかなければならない。
技術の壁は、ICTやAIといったデジタルトランスフォーメーション。
コロナ禍において、デジタル化に対する理解や実装が加速することは間違いない。もしかすると都会への人口集中から地方へという大転換期を迎えるターニングポイントにもなり得るかもしれない。
そして、一番大きいのは意識の壁。コロナウイルス対策の危機管理対応において、その受け止めて方、判断力、実行力という行動変容という目に見える結果として、地域による意識の差、世代による意識の差、そして個々人による意識の差が、顕著となっている。
特に感じているのは、世代間ギャップ。
我々団塊ジュニア世代は、昭和のポストバブルに社会にでて、しかしながらグローバル化が急速に進む中で、グローバルな視野を持っているか、完全なるドメスティック思考に閉じこもっているかが、共存している世代である。また、デジタルネイティブでもないため、今の技術進歩をリードする人々と、使いこなせないゾーンにいる人とが混在している。
このことは、それらのどちらにも属することもできて、それぞれの考え方を察しやすいか、どちらか一方の分類にしか属せないかという意識の違いが共存していて、大きな壁に囲まれているようにも感じることがある。
この壁を越えていくことが、危機に面した今に求められるリーダーとして必要な力だと痛感している。
時が違えば、革命か戦争。
そのくらいの覚悟で対話の中から答えを出していくことが政治の役割。
今、我々がやるべきことは、冷静な情報分析とニーズに対する適切でスピード感のある判断、それを当局にどう実施してもらえるか、制度の壁も乗り越えて、オール浜松の地域力が問われています。
ブレイクスルーにむけて
一歩前へ!まず行動します。